秋の深まるある日、三条市の裏館小学校へイチコン動画班が出張授業に行ってきました。
昨年の三条市紹介動画制作支援に続けて今年もオファーをいただけて嬉しいです!
今年のテーマは「食育・地産地消」!
6年生の子どもたちが三条産の食材を使って作ったお弁当と、使った食材についての紹介動画の制作に挑戦します。
金物のまちで知られる三条市ですが、お米や野菜、果物など農産物や食肉の生産も盛んに行われています。
「作る」「食べる」に加えて「紹介動画を制作する」ことで食育をさらにすすめ、工業都市のイメージが強い三条市の魅力を「食」という別の一面から紹介します。
動画を見たことがない子はほぼいないけれど、どんな風に作っているかは初めて聞く子もいます。
一回の授業ですべてを説明することは難しいので、授業は複数回に分けて行われます。
初回は動画の基礎編。
動画はどんな工程で作られているか、そもそもイチコンってどんな会社?どんな動画を作っているの?と紹介するところから始めます。
「こんにちは、イチコンから来ました!たけぴーです!」
「カメラマンの西脇です。ワッキーと呼んでください!」
などと自己紹介しつつ、まずはイチコンの制作した動画を数本見てもらいました。
食材の紹介イメージとして上映したブドウ農園の動画は、この授業のために動画班のスタッフの実家を撮影したもの!
一緒に良いものを作りたいと、実は静かに心を燃やす動画班。
子どもたちにも伝わったのか、みんな真剣な表情で動画を見ています。
初回は最後にコンテの作り方を説明。
「コンテってどうしても絵を描かなければいけませんか?」
「あった方がいいですが、写真などでも代用できます」
緊張していてなかなか質問ができない子どもたちに代わってイチコンスタッフが質疑応答スタイルで補足説明をしていきます。
子どもたちには、次の授業までに紹介する食材ごとのチーム分けをして、担当食材のコンテを作ってくるという宿題を出しました。
2回目はコンテの発表と撮影実習です。
食材ごとのチームリーダーが代表してコンテを発表します。
「校長先生が農家さんのところに行って話をします」
「食材をイメージしたオリジナルキャラクターが登場します」
「色んな品種がある中から、三条市で作られている品種がどれか紹介します」
「このあたりで落ち着いた音楽を流します」
など、頑張って考えてくれたコンテはどれもアイディア満載!
イチコンが
「校長先生にスケジュールを調整して出演をお願いする必要があるし、なぜ出てもらうのか、例えば試食とか、出演した場合にどんなことをしてもらうかも考えて」
「品種の説明をするなら、せっかくだからどんな特長があるかも伝えてみては」
などアドバイスすると子どもたちはうなずいてメモを取っていきます。
コンテ発表の次は撮影実習です。
実習ではイチコンのカメラスタッフが目の前で担任の先生を撮影。
プロジェクターに投影して撮影のやり方を伝授します!
「空間を広く撮ると字幕を入れやすい」
「先生がこっちを向いている時は目線がこんな感じになるから……」
人物の撮り方に続けて、今回はお弁当なので料理の撮影方法についても話をしていきます。
イチコンのクライアントには飲食店さんもいるので、食べ物撮影のノウハウはばっちり!
「これ、被写体です」
撮影用のお弁当は持ち込めなかったので、代わりにぬいぐるみを撮ると笑い声が上がります。
2回目の授業ということや難関のコンテ発表が終わって緊張もほぐれたみたいでぐっと打ち解けた雰囲気に。
ズームの使い方なども説明し、実際に操作もしてもらいます。
「テレビ番組でも見たことあると思うけど、こう全体が映っているところから近づいていく」
「テンテンテンテンテンテンテンテン、テーン♪」
全国各地の珍しい情景を紹介する人気番組でもおなじみの演出と聞いて、ノリの良い子どもたちの中には番組で流れる曲をアカペラで真似する子も。
盛り上がって、実習も楽しく進みます。
仕事は楽しくがモットーのイチコンスタッフも、子どもたちが楽しんでくれて嬉しい!
あっという間に授業時間が過ぎてしまいました
精一杯伝えたけれど、あとは子どもたちが撮影本番までにどこまでコンテをブラッシュアップし、撮影したいイメージに近づけていけるか。
「タブレットを使って動画を見ながら練習してもいいですよ」
「ちゃんと復習してね」
次はいよいよ撮影本番!農家さんや食肉加工所さんなどへロケ撮影に行きます。
授業の様子はまたこのブログでも紹介していきますのでお楽しみに!