こんにちは、イチコン(第一コンピュータ印刷株式会社)です。
さて、10月に三条市立裏館小学校へイチコン動画スタッフが出張授業をさせていただきましたが、その続報が届きました!
11月下旬に裏館小学校体育館で保護者の方々もお招きしての動画の完成発表会が行われました。
イチコンも前回同様、たけぴー、ゆうちゃん、〇ちゃん(まるちゃん)の三人が講師として行ってまいりました。
先日のブログでは動画の作り方などについて講義を行いクラスごとにそれぞれテーマを決め、「三条カレーラーメン」「三条の金物」「図書館等複合施設まちやま」を紹介する動画を作ることが決まるまでを紹介しました。
その後、イチコンは二回ほど動画の中間発表にうかがって編集のアドバイスをしたほか、各クラス共通のオープニング制作を手伝いましたが、
シナリオ作りからコンテや撮影、編集などの役割分担、取材先への撮影申込、撮影、編集まで子供たちがほとんど自分たちで行いました。
三条カレーラーメン編
報道番組風の構成で三条のカレーラーメンが約70年の歴史があり、地場産業の職人の食事用の出前に端を発することや
20年前の7・13水害からの復興と地域おこしを兼ねてのカレーラーメンの紹介が盛んになってきたことなど
カレーラーメンの歴史的背景の紹介に始まり、取材に協力してくれたお店へのロケ撮影と店主さんへのインタビューを行い、
最後はクラス全員でカレーラーメン体操を踊りました。
スタッフロールの後にNG場面集を入れて、メイキングの映像特典風にするなど細部までテレビ番組や映画を意識したこだわりが光ります。
三条の金物編
金物の妖精「カナモン」と一緒に鍛冶道場で三条の金物について学ぶというストーリーの動画を制作しました。
カナモンは子どもたちがデザインや名前を決め、声優も子どもたちが担当しています。
金物については鍛冶道場で職人さんにインタビューを行ったり、鍛冶道場のすぐ近くにあるまちやま内の鍛冶ミュージアムも見学して、三条市を流れる信濃川などの水運を利用して発展したとされる地理と歴史的背景などを学びます。
穏やかで優しく、そして職人としての誇りをのぞかせる職人さんの表情や和釘づくり体験に取り組む子どもたちの様子も印象的です。
図書館等複合施設まちやま編
オープンから約2年が経ったまちやま。
図書館のイメージが強いのですが、実際に行ってみたら……?
まちやまの名前の由来から図書館、カフェ、鍛冶ミュージアムやステージえんがわなど各施設の映像とスタッフさんへのインタビューを重ねてまちやまについて紹介していきます。
知って、学んで、改めてまちやまへ行ってみようかなと思う動画です
授業を終えて
保護者の方は子どもたちが調べた内容に頷きながらご覧になっていらっしゃいました。
コミカルな場面では時折笑い声もあがるなど、明るく和やかな雰囲気の発表会でした。
イチコンも講師として動画の講評を述べさせていただきました。
「子供たちの自由な発想に驚きました。
授業に伺った時間も以前に比べると短期間だったので心配でしたが良いものができました。
多人数で一つの作品を作るのは、意見の対立などがあり大変だったと思いますが、うまく一つにまとまってよかったです」
「中間確認の際に細かいブラッシュアップをお願いしましたが、初めての作品とは思えないほど素晴らしい動画ぞろいでした」
初めて動画制作に挑戦したとは思えないほど動画編集アプリケーションもばっちり使いこなす子どもたちと動画の出来ばえにイチコンスタッフも驚かされました。
また、上映後に保護者の方からも様々なご感想をお聞かせいただきました。
「大変だったと思うけど映像見て成長を感じた」
「知らなかったこともあったので勉強になった」
「各クラスみんな楽しい動画ができてて面白かった」
などなど。しかも、これらは子どもたちのタブレット端末と提携している教育用のアプリケーション経由でお寄せいただきました。
以前、初めて動画の授業をさせていただいた時も一人に一台タブレット端末が貸与され、授業で活用されていることに目を見張りましたが、
年を追うごとに進化する教育のDX化を改めて感じました。
これまでの授業では、地元ケーブルテレビの地域紹介番組内での公開や三条市役所での上映も行われましたが、今年度の動画についてはまだ今後の上映などは決まっていません。
もし何か続報がありましたらお知らせできればと思います。
最後になりますが、今回の先生役はイチコンも勉強になりました。
裏館小学校の皆さん、本当にありがとうございました!