今回はイチコンのビッグプロジェクト3回シリーズブログの第3弾ファイナルです!
三条市立裏館(うらだて)小学校の6学年が「三条の魅力を動画でPR」ですが、絵コンテや構成案の作成から始まり、3ヶ所のロケで撮影やインタビューを行ってきました。
編集はイチコンスタッフがやりますが、ナレーションやテロップの最終編集を子ども達の力を借りながら仕上げます。
6年1組が「諏訪田製作所」
6年2組が「一ノ木戸商店街」
6年3組が「三条市立大学」
とそれぞれを担当していて、すべてがドッキングしたものが完成版になるのですが、12月15日に各担当分の仮編集した動画を確認するために教室で授業を行いました。
子ども達もどんな動画になっているのかワクワクしているような様子。
ナレーターなどでカメラに映りまくっている子たちは「マジかー」「ヤバそうだわー」など緊張しているような恥ずかしいようなの様子。
そしていよいよ仮編集動画の上映!
「すげー!」「超はずかしいじゃん!」「テレビ番組みたい!」と大盛り上がり!からはじまり、徐々に集中して真剣な眼差しで見ている様子。
きっと映像だけを見ているのでなく、自分が撮影したカメラ側のことなど裏側の部分も含めて試写したことでしょう。
2組では「レックスさん」という謎の恐竜キャラクターが登場していてセリフは「ガオガオガオ・・・」しか言いません。
動画はじまって早々に「ガオガオ・・」
いちご大福食べて「ガオガオ・・!」
このままでは動画になりません。このガオガオを字幕でどんな表現にするかを考えます。
冒頭の「ガオガオ」は
「ぼくはレックスです」
「早く紹介してくれよ!」
「今回は商店街を紹介してくれる人をつれてきました・・」
などなど、どんな字幕にしても違和感はないものの、どんな字幕にすると伝わりやすいのかを子ども達が考えます。
動画を作っているようですが、まるで国語の授業のようにも見えます。
普段の教科書の活字だけで考えるより、自分たちが考えたストーリーだからよりリアルな国語の授業と言えます!
そして3組では三条市立大学を紹介するセクションですが各場面場面にタイトルが入りナレーションが入ります。
「見学スタート!」
「授業を体験!」
「図書室にキタ!」
こんなセリフを最終仕上げとして音声収録していきます。
イチコンスタッフのN氏が「ここのセリフ言ってくれる人!」と聞くもなかなか手が上がりません・・。そりゃそうですよね恥ずかしいでしょう。
そして数秒が経ちどうなるかと言うと、「○○やってみろよ~」「○○ならいけんじゃね!」など声が上がります。
きっと、クラスの中に暗黙の力関係があるんでしょう。
いや、友情か?それとも愛情ともいうか?
いや、やっぱり力関係なのか、、、。
そして担当になった子が「図書室にキターーーー」と言うものの「今のちょっと違くね?」っと厳しいコメント。
そして「図書室にキターーーー!」→これも違くね?
「図書室にキーーーターーーー」→ちょっと長くね?
「図書室にキタ!」→いまのでいいんじゃね?
こんなノリもありながら数々のナレーションを複数人の声で収録していきます
きっとナレーションやった子で「チッ」っと思った子もいるでしょう。
わかるわかる。そういうことってあるよね。
でも社会に出てからも、たまに理不尽なこともあるからその経験だと思ってがんばって!!
きっと今は恥ずかしいと思うけど、終ってみれば参加した人が強いよ!と筆者は思うのでありました・・・。
大人で言うとなんですかね。カラオケにいくと「おまえ先に歌えよ~」と言うヤツと言われるヤツ。そんな感じですかね。これもよい経験です!
そして最終の制作工程を無事終了。
翌々日には体育館で6学年揃って全編の試写会を待つのみとなりました。
と言っても、ここからがイチコンスタッフの怒濤の編集がはじまるのでありました。
残された時間はなんと1日だけ!
気合いで乗り越えます!
現代ではあまりよくない響きですが深夜残業しながらなんとか仕上げました。でも表情はどこか清々しい。
子ども達がここまでがんばってきた作品。気合いが入ります!
そしてついに12月17日、全体での試写会の日がやってきました!
イチコンスタッフも気合い十分。より良い環境で見てもらいたくて、会社からスピーカーとミキサーも持ち込む気合いで臨みます!
会場には、またまた「新潟日報」さんが取材にきてくれたことに加え、今回は「BSN」さんもニュースのネタとして取材にきてくれました!
ちょっとしたキッカケではじまったこのプロジェクトも大きくなったものです!
動画の試写がはじまる前には校長先生からも挨拶があり、保護者の方々も平日にも関わらず10名程度が見に来てくれてました。
本来なら一人でも多くの人たちにこの動画を見てもらいたいのですがこのご時世。子ども達の顔が出まくっているものをYouTubeなどで公開することはなかなかできず、お見せすることはできないんです、、、。どうしても見たい方はイチコンへ個別でどうぞ!!
ですが、このブログでスライド的に雰囲気だけはお伝えしたいと思います!
まずはタイトル。
からのワクワクカウントダウン。
そしてオープニング!
ここはイチコンスタッフから子ども達へのプレゼントの気持ちも込めてゴリゴリにプロの力で編集で仕上げました!
まずは6年1組の諏訪田製作所の紹介がはじまります。
全員で一礼して→「皆さんこんにちは三条っ子TVです!」
まるでニュース番組のはじまりそのものです!かっこいい!!
「現場の○○さーん!」からの「はーい現場の○○です!」
まるで生中継のニュース番組風です。
先生はお客さん役として協力します!インタビューもバッチリ!
食レポもしちゃいます!
続いて6年2組の一ノ木戸商店街の紹介。
こちらはレックスの知らない世界ということで某番組のパロディ風です。
リアルのお客さんにインタビューもしちゃいます。
続いて「カネギフルーツ」さんの取材。
大人顔負けの見事なインタビューシーンです。
引き続き「Tree」さんを紹介して第2セクション完了です。
そして最後のセクションは6年3組の「三条市立大学」の紹介。
こちらは映画風の仕立て。主人公が寝坊するシーンからはじまる。
在校している大学生にもインタビューします。
ここからの後半はどこかで見たようなバラエティ風で紹介していきます。
「ナベマン&ライスマン」の二人のコンビで紹介していくんですがこのコンビ最高でした!
食レポもバッチリです!よくこんな風にセリフを考えたもんだと我々も関心です!
コメントに合わせたインサート映像も美味しそうです!
そして最後は謎の「全力イケメン トモマン」が登場するというボキャブラリーシーンがあり、「三条市立大学は最新で最強だったー!」で締めくくりました。
しかしこのネーミング。センスありすぎます!!
「全力」って誰が考えたんでしょう。ほんと最高です!
ということで三条市の3つの魅力を紹介する動画ができました。
最後はエンディングロールに合わせてメイキングの映像で終了です。
全編の視聴が終り大きな拍手が起きました!
視聴後にまさかのイチコンスタッフ3名からの挨拶が振られます。
クリエイティブを作る人たちって人を引き立てるのは得意だけど、自分が人前に立つの苦手な人が多いけど大丈夫だろうか・・・と筆者は心配に思うものの、
「ものづくりって楽しいんだよ・・」
「映像の仕事したいと思った人いたら待ってるね・・」
「僕たちもすごく勉強になりました・・・」
としっかりと子ども達にメッセージを送りました。
もしもこのブログを最後まで読んでくれた人いましたらほんとに感謝です!
イチコンにとってもここまでの地域協力をしたのははじめてでしたが、子ども達の中に「イチコンで働いてみたい」なんて言ってくれる子もいたので、改めてキャリア教育って必要だなって思わされました。
筆者が小学生の時にやってみたい仕事ってあまり思いつかなかったしあったとしてもテレビに映っているスターのような人ばかりでした。
それもそうです。こういう業界の全般を見れる機会がなかったからでしょう。
ディレクター、照明さん、カメラマン、機材管理担当、こんな仕事があることを知ったのはだいぶ大人になってからですね。
イチコンの動画事業がまさかのこんな形で関われたのは本当によい経験になりました。
また、こんな授業のやり方もあるんだと可能性を感じました。
こんな経験のキッカケをくれたPTA会長のI氏。
そして裏館小学校の先生方を含め生徒の皆さん。
取材にきてくれた新潟日報さん。BSNさん。
関わった皆さんに感謝を思いながらこのブログを閉じたいと思います。
さぁでも現実はしっかり稼がなければ事業が続けられません。
動画制作に興味のある方はぜひイチコンを思い出してくれたら幸いです!
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